■融資申し込みを継続
さてまだまだ諦めていない僕は次々と融資申し込みをし始めた。
・築31年RCファミリー単身混在13戸、駐車場7台4900万、満室利回り12%
・築40年2K4戸、軽量鉄骨、私道持分なし地役権あり800万、満室利回り14%
・築31年RC、2DK6戸、駐車場6台、2250万、満室利回り14%
など
探したり提案していただいたりした物件を収支計算、ネットで周辺環境を調査
↓
収支が合えば買付、その週末に現地調査、業者への質問
↓
その全てをクリアすれば銀行の融資申し込み
このルーティーンをひたすら続けた
「大変だったか?」
「いえ、とっても楽しかったです^^」
毎週末、遠足に出発する子供のようにワクワクして出かけていた♪
■銀行からの信頼を獲得
銀行申し込みを行うとき、業者からいただいた資料だけではなく、必ずA4用紙1枚にまとめた事業計画書や周辺資料をつけていた。
整理された資料を受け取ると銀行の担当者から非常に喜んでいただいた。
それから手土産も必ず持参した。
確かに実績はゼロだが、応援したいな。
僕たちが真剣に取り組んでいること、そして冷静に判断していきたいということが面談を重ねるごとに銀行側に伝わったのだろう。
次第に銀行担当者がネットで探した物件を提案してくださったり、太陽光や銀行のお客様の案件を紹介していただいたりしだした。
ネットの物件はほとんどチェック済みか現地調査済みだった。それを聞くと銀行の方は僕たちの行動量に感心してくれた。
「これは行けるぞ!!」
必ずくる未来(アパート1棟購入)の日に胸を馳せ、僕は夢中で駆け回った。
【解説】 銀行との信頼関係の築き方
学生時代を思い出してみると最初に仲良くなった人は、出席番号が前後か隣の人だったのではないでしょうか。
つまり、物理的に近い人または会話する回数が多い人と関係を結びやすいです。
銀行の担当者と会う回数を重ね、話を聞いたり自分の情報を伝えたりする中で信頼関係を築いていくことが大切です。そしてその1度1度を大切にし、万全の準備をするのです。
そうした姿勢が信頼につながり、幸運の女神が振り向いてくれる時が来ました。
…続く…
第13話「準備した者だけがチャンスを掴める(法人設立の戦略がはまる)」
writer.頑張る投資家YUKI
(不動産投資歴2年、メガ大家の教えを実践中)