この写真のように人生には様々な分かれ道がある。
まっすぐ行くか?
右に行くか?
あるいは立ち止まって、来た道を引き返すか?
その時々の選択は、我々に託されている。
1棟1K8戸1600万、現在満室、表面利回り16%、銀行融資OK
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後は僕の返事に委ねられていた。
■オーナーは決断する人、責任を取る人
余談だが、ここで大事な話をしたい。
不労所得を目指して始めた不動産投資だったが、オーナーにはオーナーなりの重要な仕事があることをだんだん気付き始めていた。
つまり直接働かないが、重要な決断や判断をしないといけないということだ。
最初は簡単なものだと思っていたが、正しい判断をするためには、知識と経験はもちろん直感または勇気が必要だということが分かった。
扱っている内容が大きくなればなるほど、その判断が及ぼす影響は大きくなるため責任が伴い、重圧が大きくなるのだ。
ただのサラリーマンが「一国の主」のようなオーナーマインドへとステップアップするにはかなりの跳躍が必要である。
■襲いかかる恐怖、そして決断の決め手
さて保証協会以外は、かなり良い条件を出してもらった僕は、様々な計算を始めた。
「価格は適正か?」
「聞いていないことがないか?」 など…
あらゆる想定をした。
何もせずに心配ばかりして考えるふりをし続けるのは良くないことだが、僕は幸いにも手と足を動かしていた。
メガ大家に紹介していただいた地元が同じ投資家の先輩に物件を見てもらったり、さらにその先輩に紹介していただいた一級建築士の方に電話して相談したり、経験のある先輩方からの教えもしっかり聞いた。
・通常は入れると収支がマイナスになる修繕積立金(僕は家賃収入の10%を計上)も確保できる。
・大型修繕(屋根・外壁)も直近で行っており、突発的な出費が想定されにくい。
以上の条件がクリアできても僕は不安だった。
一応、値段交渉も入れてみるが、「値段交渉してくるなら売らない」と一蹴り。
決断を責められてもなお、決断できない自分がいた。
そんな僕に「買います!」と決断させた出来事があった。
それは先輩からの電話だった。
先輩には物件も見てもらったし、何度も電話をして相談していた。
そんな先輩が突然「買わないなら、僕が買うから言ってね。」と言ったのだ。
背筋がピンと伸びて、電流が走った。
先輩が買いたいと思う物件を逃すわけにはいけない!!!!
「買います!!!!!!!」
単純なもので僕はあっという間に買う決意をしたのだ。
投資はあくまでも自己責任、自分の判断である。
しかし時には仲間の後押しも必要な時もある。後押しをしてくださった先輩方に大変感謝している。
【解説】
オーナーは正しい判断をしなければならないと言ったが、いつも正しい判断ができるわけではない。
正確には、メガ大家はじめ、成功しているオーナーは大抵「決断が早い。」
早く決断するので、早く失敗し早く改善し、成功への最短距離を走っている。
つまり大きく成功しているオーナー程、小さな失敗から大きな失敗までたくさんしてきているのだ。
だからこの物語を読んでおられるこれから不動産経営を始める方に伝えたい。
「失敗を恐れずに挑戦していただきたい。」
途中で諦めず成功を掴むまで挑戦し続ければきっと成功を手に入れられるはず。
僕もそう信じて今を走り続けています。
…続く…
第15話 「アパート大家 デビュー」
writer.頑張る投資家YUKI
(不動産投資歴2年、メガ大家の教えを実践中)
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