2020.10.07 ブログ

頑張る投資家YUKI第8話「とんだ誤算」

200万の物件資料を見に行ったのに510万の物件を紹介された僕はもう有頂天になっていた。
どうも近いらしい。
すぐに見に行こう！

駅から車で5分程でしょうか。
駅からまっすぐ大きな通りを下り、川を渡る橋の一歩手前を右折、川沿いを少し行って右折したら住宅が並ぶ団地がある。
その一角にある小さな物件。

町中までのアクセスは悪くない。
静かに暮らせそうだ。
４DK、駐車場1台。

犬を外で飼っている公務員のご夫婦が長年住んでおられるそうだ。
周辺にはアパートがたくさんならんでおり空室も目立ったが、ポイントは飼い犬。
飼い犬がいれば、ペットオッケーの戸建てに住むしかない。
若い夫婦ではないので、今後も長く住んでいただけるとにらんだ。

帰りにアプリを弾く。
物件価格510万、融資期間15年、金利2.5。
んー微妙だな。
470万で申し込むことにした。

ここでとんだ誤算だったのが、最終的に申し込んだ金融機関の融資期間が最長10年だったということだった。
舞い上がっていた僕は融資期間を10年に引き直すのをすっかり忘れてしまったのだ。

よって物件価格490万に落ち着いたものの

月額家賃60,000円―返済49,000円―2000円（固定資産税÷12ヶ月）=手取りが月9,000円
という余裕のない収支になってしまった。

もっと言えば、仲介手数料223,560円、登記費用135,000円、保険5年64,080円＝合計422,640円の初期費用がかかったため、4年間継続入居の上に修繕が一回も発生しなければプラスマイナス・ゼロという契約だった。

でもこうして僕は念願のオーナーデビューを飾ることができた。
本当におめでとう！よく頑張ったね。
平成30年6月4日（月）頑張る投資家YUKIのオーナーデビューである！！

何と危険な冒険を…と思われたかもしれない。
結果から言うと1年後、この物件を530万で売却した。
利益はプラスマイナス・ゼロ。

しかし、僕たちはこの物件を通してもっと大きな財産を得た。
初めての物件購入から自主管理をしていく中で、家賃の送金確認・固定資産税の払込・水道管漏れのトラブル対応・退室手続き・売却までの全てを一通り経験し、学ばせてもらった。
そしてこの実績が次の1棟につながったのだ。

【解説】

時には勢いが大切なこともある。
経験してみなければ、分からないこともある。
踏み出せば、次の世界が見えてくる。

回収できるリスクなら、勇気を出してやってみよう！
そうすれば新しい未来が開いてくるだろう。

…続く…　

第９話「同時に会社を立ち上げる」

writer.がんばる投資家YUKI
（不動産投資歴2年、メガ大家の教えを実践中）

所有物件460戸のメガ大家と

物件管理一筋15年のプロが

コラボしたオーナー目線の管理会社！

『株式会社リアライフ』

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